いん‐しょう【印象】
[名](スル) 1 人間の心に対象が与える直接的な感じ。また、強く感じて忘れられないこと。「鮮やかな—を与える」「—が薄い」「第一—」「静かに物象を眺め、自然を—するほどの余裕もなかった」〈倉田...
うち‐か・ける【打(ち)掛ける/打(ち)懸ける】
[動カ下一][文]うちか・く[カ下二] 1 物をひっかけて下げる。また、ひょいとのせる。「上着をいすの背に—・ける」 2 軽く腰を掛ける。ちょっともたせかける。「捨舟の端に腰—・けて瀬戸内海を眺...
うち‐わた・す【打ち渡す】
[動サ四] 1 連ね並べる。かけ渡す。「安太人(あだひと)の魚梁(やな)—・す瀬を速み心は思(も)へどただに逢はぬかも」〈万・二六九九〉 2 馬を進めて、渡り越えさせる。「千鳥鳴く佐保の河門の清...
うつら‐うつら
[副](スル) 1 《「うつ(空)」に接尾語「ら」の付いた「うつら」を重ねた語》 ㋐疲労などのために浅い眠りにひきこまれるさま。「熱が高くて一日じゅう—としていた」「退屈な話を聞かされてつい—す...
うてな【台】
1 四方を眺めるために建てられた高い建物。高殿(たかどの)。 2 極楽に往生した者の座る蓮(はす)の花の形をした台。蓮台(れんだい)。 3 (「萼」とも書く)花の萼(がく)。 4 眺望をよくする...
うま‐げた【馬下駄】
庭履きに用いた駒下駄(こまげた)。「庭の草花を眺めに、—はいて出でけるに」〈浮・禁短気・六〉
うら‐み【浦見】
海辺を眺めること。和歌で、多く「恨み」に掛けて用いる。「浜千鳥跡のとまりを尋ぬとて行くへもしらぬ—をやせむ」〈かげろふ・上〉
絵(え)に描(か)いたよう
1 美しくすばらしいようすのたとえ。「—なみごとな眺め」 2 典型的な事柄・状態であることのたとえ。「幸せを—な家庭」
えん‐ぎょうどう【縁行道】
[名](スル) 1 法会などで、僧が列を作り念仏・経文などを唱えながら、本堂の縁側や本尊仏の周囲などを巡り歩くこと。 2 仏縁を求めて諸国を行脚(あんぎゃ)すること。「西行は一期行脚にて、歌を読...
えん‐けん【遠見】
[名](スル) 1 遠くを見ること。遠望。とおみ。「峠から村落の灯を—する」「かの滋藤(しげふぢ)漫々たる海上を—して」〈平家・五〉 2 将来のことを見通すこと。「大利の基いをひらくの理だから、...