ぬぎ‐かけ【脱(ぎ)掛け】
1 脱いでいる途中であること。「—の服をあわてて着直す」 2 「脱ぎ下げ」に同じ。 3 着物を半分脱いで、肩を出すこと。肩脱ぎ。また、抜き衣紋(えもん)にすること。「ゆたかに—して肌帷子の紋所に...
ぬぎ‐すべ・す【脱ぎ滑す】
[動サ四]着物を滑らせるようにして脱ぐ。「女も—・させ給ひてしかば、細やかなる姿つきいとをかしげなり」〈源・浮舟〉
ぬぎ‐た・る【脱ぎ垂る】
[動ラ下二]着物の片袖を脱いで垂らす。「直衣(なほし)のいと白き、紐を解きたれば—・れられ」〈枕・三〇二〉
ぬぎ‐と・む【脱ぎ留む】
[動マ下二]着物を脱いであとに残しておく。「—・め給へる単衣(ひとへ)の袖を引き寄せ給ひて」〈源・夕霧〉
ね‐くたれ【寝腐れ】
寝たために、髪や着物などが乱れていること。「—のしどけない姿」
ね‐くた・れる【寝腐れる】
[動ラ下一][文]ねくた・る[ラ下二]寝乱れて、しどけない姿になる。寝たために髪や着物などが乱れる。「—・れた着物を直す」
のり‐こぼ・る【乗り溢る】
[動ラ下二]牛車(ぎっしゃ)に女房たちが大勢で乗って、その着物の一部が外へはみ出る。また、あふれるくらい大勢で乗る。「よろしき女車のいたう—・れたるより」〈源・葵〉
ハイ‐カラ【high collar】
[名・形動] 1 「ハイカラー」に同じ。「—で頤を突上げる苦しさを辛抱(がまん)して」〈魯庵・社会百面相〉 2 《明治31、32年ごろの議会で、1を着用していた洋行帰りの議員たちを、「万朝報」が...
は‐お・る【羽織る】
[動ラ五(四)]《名詞「はおり(羽織)」の動詞化》着物の上から軽く掛けるようにして着る。「ガウンを—・る」
はかま【袴】
《「穿(は)く裳(も)」の意かという》 1 和服で、着物を着た上からつけて、腰から下を覆う緩やかな衣服。ひもで腰に結び留める。行灯(あんどん)袴、馬乗(うまのり)袴、近世に礼服として用いられた長...