せいじょう‐ぶんさん【正常分散】
波長が短いほど屈折率が大きくなるような分散。ある媒質中を進む波の振動数が増加するにしたがって、速度が遅くなる。⇔異常分散。
せいでん‐しょくもう【静電植毛】
金属や絶縁体の表面に接着剤を塗布し、フロックとよばれる短い繊維を静電気によって垂直に固着させる加工法。電気植毛。電着植毛。フロック加工。
せいほう‐へんい【青方偏移】
近づいている天体からの光のスペクトル線の波長が、波長の短いほう、すなわち青いほうにずれていること。ドップラー効果によって起こり、近づく速度が大きいほど、ずれも大きい。ブルーシフト。⇔赤方偏移。
せいもう‐たい【生毛体】
繊毛・鞭毛(べんもう)の基部にある球形または短い棒状の小体。毛基体。
せき‐ご【隻語】
1 ちょっとした言葉。短い言葉。「片言—」「惨として—無く」〈露伴・運命〉 2 かたこと。特に、子供のかたこと。
せき‐しょ【尺書】
短い文書や手紙。寸書。
せき‐そ【尺素】
《1尺の絹布の意で、文字を書くのに用いたところから》短い手紙。尺書。「去るに望み…懐を探り、—を与え」〈東海散士・佳人之奇遇〉
せき‐てつ【尺鉄】
短い刃物。わずかな武器。寸鉄。しゃくてつ。
せっか‐の‐ひかり【石火の光】
火打ち石を打つときに出る光。きわめて短い時間をたとえていう語。「老少不定の世の中は、—に異ならず」〈平家・一〇〉
せっ‐かん【折簡】
[名](スル)全紙を二つ切りにして短い手紙を書くこと。また、その短い手紙。「家に帰るとすぐに、—して抽斎を請じた」〈鴎外・渋江抽斎〉