あら‐いそ【荒磯】
波の荒い海岸。また、岩石の多い海岸。ありそ。
ありそ【荒磯】
《「あらいそ」の音変化》荒波の打ち寄せる、岩石の多い海岸。「み立たしの島の—を今見れば生ひざりし草生ひにけるかも」〈万・一八一〉
いそ【磯】
[名] 1 海・湖などの波打ち際。水際。特に、石の多い海岸。 2 波をかぶったり流れに洗われたりする岩石。 3 冠(かんむり)の縁(へり)の名。 4 琵琶・和琴(わごん)・箏(そう)の胴の側面...
おおいそ【大磯】
神奈川県中南部の地名。相模湾に臨む。もと東海道の宿場町。明治18年(1885)日本最初の海水浴場が開かれ、別荘地として発展。西行ゆかりの鴫立沢(しぎたつさわ)跡に鴫立庵がある。
き【磯】
[人名用漢字] [音]キ(漢) [訓]いそ 〈キ〉石が波に洗われる水際。「石磯」 〈いそ〉「磯辺」 [難読]荒磯(ありそ)・磯馴松(そなれまつ)
くろいそ【黒磯】
栃木県北東部にあった市。那須温泉郷の入り口。平成17年(2005)に西那須野町、塩原町と合併して那須塩原市となる。→那須塩原
こいそ【小磯】
姓氏の一。 [補説]「小磯」姓の人物小磯国昭(こいそくにあき)小磯良平(こいそりょうへい)
こゆるぎ‐の‐いそ【小余綾の磯】
神奈川県大磯付近の海岸。こよろぎのいそ。[歌枕]「わかめかる春や来ぬらん—のあま人波にまじれり」〈万代・雑一〉
さしで‐の‐いそ【差し出の磯】
海や湖の中に突き出ている磯。所在未詳。[歌枕]「しほの山—にすむ千鳥君が御世(みよ)をば八千代とぞ鳴く」〈古今・賀〉
そ【磯】
[語素]《「いそ(磯)」の音変化》他の語と複合して、いその意を表す。「荒(あり)—」「離れ—」「—なれ木」