ホメオスターシス【homeostasis】
《同一の状態の意》生体が外的および内的環境の変化を受けても、生理状態などを常に一定範囲内に調整し、恒常性を保つこと。また、その能力。神経やホルモンの働きによる。米国の生理学者キャノンが提唱。ホメ...
ボクサー‐のうしょう【ボクサー脳症】
慢性外傷性脳症の異称。頭部に繰り返し衝撃を受けた人に起こる、進行性の精神・神経症状。引退したプロボクサーにパーキンソン病や認知症に似た神経変性疾患が多くみられたことから。プロレスリング・アイスホ...
ボツリヌス‐しょう【ボツリヌス症】
ボツリヌス菌が産生する外毒素によって発症する疾患。多くは毒素に汚染された食品の経口摂取による食中毒であり、稀に傷口などからの感染によって発症する。いずれも神経機能に作用し、嚥下困難や呼吸麻痺、弛...
ポルフィリン‐しょう【ポルフィリン症】
赤血球に含まれるヘムを合成するために必要な酵素が欠損しているため、中間代謝物のポルフィリンが骨髄・肝臓・血液・皮膚などに蓄積し、光過敏症や精神症状を引き起こす病気。欠損する酵素の種類によって症状...
マイクロサージェリー【microsurgery】
ルーペや顕微鏡下で行う微細な手術。特殊な器具や糸を使用し、直径1.5〜3ミリメートル程度の血管や神経をつなぐことができ、事故やけがなどで損なわれた部位や器官の再建手術に用いられる。顕微外科。微小...
マウスナー‐さいぼう【マウスナー細胞】
硬骨魚類の一部がもつ神経細胞の一種。脳の中に左右1個ずつあり、その神経線維が脊髄の運動ニューロンまで延びる。魚の逃避行動に密接に関係していることが知られる。
ま‐すい【麻酔/痲酔】
一時的に神経機能を低下させて、痛みの感覚をはじめ知覚や意識を失わせること。外科手術の場合、また一般に痛みを除く目的で行われ、全身麻酔と局所麻酔とがある。麻酔薬のほか、冷却・鍼(はり)などの刺激も...
まっしょう‐しんけい【末梢神経】
⇒末梢神経系
まっしょうしんけい‐けい【末梢神経系】
神経系のうち、中枢神経系から出て、体表や体内の諸器官に分布する神経の総称。求心性神経系と遠心性神経系とに分けられ、また感覚神経・運動神経・自律神経に大別される。
ま‐ひ【麻痺/痲痺】
[名](スル) 1 しびれて感覚がなくなること。しびれ。「あまりの冷たさに指先が—する」 2 通常のはたらきや動きが停止すること。「大雪で交通が—状態だ」「彼の良心は—している」 3 脳・神経や...