いいだ‐じけん【飯田事件】
明治17年(1884)、愛知・長野両県の自由民権派による政府転覆未遂事件。秩父事件に呼応して、租税軽減・徴兵令廃止などをスローガンに、飯田で挙兵することを計画したが、事前に発覚した。
いけ‐うんじょう【池運上】
江戸時代の雑税の一。池の水草や魚などを取るときに、池の持ち主や請負人が一定期間上納した金銭。
いけ‐やく【池役】
江戸時代の雑税の一。水草や真菰(まこも)などを採取して生活に利用できる池に対して課した役米。魚などの場合は、池魚役と称した。池料。
いち‐ざ【市座】
中世、市場に設けられた特権的な販売座席。領主に市座役(営業税)を納入し、その保護を受けた。戦国大名の楽市楽座政策により撤廃。
いちば‐せん【市場銭】
中世、荘園領主・地頭などが荘園内の市場に課した税金。江戸時代には、市場運上を徴収した。
いっかつ‐ぞうよ【一括贈与】
贈与者が受贈者に対し、財産を一括で贈与すること。一般に、教育資金贈与や結婚・子育て資金贈与など、一括贈与を行った場合に規定の金額内であれば非課税とする税法上の措置をいう。
いったい‐かぜい【一体課税】
預貯金や株式、債券、投資信託、保険などの金融取引によって生じる利益や損益を相殺した後の所得に課税すること。預貯金を投資に向けさせる意図がある。
いっぱん‐かいけい【一般会計】
国および地方公共団体で一般の歳入歳出を経理する会計。→特別会計 [補説]日本の一般会計(決算額)の推移【昭和55(1980)】《入44.0》税26.9/国14.2/他3.0《出43.4》般31....
いっぱん‐さいしゅつ【一般歳出】
国の歳出のうち、社会保障や公共事業・教育・防衛などの政策経費に充てられるもの。歳出全体から国債費と地方交付税交付金などを引いた額。
いっぱん‐ざいげん【一般財源】
使途に指定がなく、国や地方自治体が自由に使える財源。所得税・都道府県税など。→特定財源