いい【楲】
池や用水の水門の一種。箱状のものを地中に埋め、戸を開閉して水勢を調節する仕掛け。和歌では「言ひ」に掛けて用いられる。ひ。ひのくち。「小山田の苗代水は絶えぬとも心の池の—は放たじ」〈後撰・恋三〉
いい‐ごと【言ひ事】
1 話されること。また、言葉。「頼めおきしその—やあだなりし波越えぬべき末の松山」〈山家集・下〉 2 よく話される事柄。話の種。「そのころの—にこそし侍りしか」〈大鏡・伊尹〉 3 口論。口げんか...
いい‐むか・う【言ひ迎ふ/言ひ逆ふ】
[動ハ下二]逆らってものを言う。「事のついでごとに—・ふる種(くさはひ)なるを」〈源・紅葉賀〉
いえ‐ばと【家鳩】
カワラバトの変種で、家禽(かきん)化した鳩。どばと。飼いばと。
イエロー‐カード【yellow card】
1 WHO(世界保健機関)の定めた国際予防接種証明書の通称。海外旅行者が感染症の予防接種を受けたことを証明するもので、用紙が黄色いところからいう。現在は黄熱に関してのみ、入国の際にイエローカード...
イオン‐クロマトグラフ【ion chromatograph】
水溶液中の各種のイオン成分を分析、測定する装置。試料を注入するだけで測定できる。IC。
イオン‐レーザー【ion laser】
誘導放出を起こす媒体としてイオン化した気体を用いるレーザー。気体レーザーの一種。アルゴンレーザー、クリプトンレーザーなどがある。
い‐か【異化】
[名](スル) 1 《dissimilation》音変化の一種。同じ音、あるいは調音上類似している音が一語の中にあるとき、一方が別の音に変わる現象。「ナナカ(七日)」が「ナヌカ」または「ナノカ」...
如何(いか)に況(いわ)んや
(多く、下を「むや」「をや」で結んで)まして…は言うまでもなく。「釈種は善法を修行して一の虫をだに殺さず、—人をや」〈今昔・二・二八〉
いかん‐そく【維管束】
シダ植物と種子植物にあって、篩部(しぶ)と木部からなり、道管・仮道管・篩管などを含む組織の集まり。束状となって根・茎・葉を貫き、水や養分の通路となるほか、体を支持する。管束。