えい【穎】
1 イネ科植物の、花・小穂(しょうすい)の外側にある葉状の2枚の小片。花を包むものを花穎、小穂の付け根にあるものを苞穎(ほうえい)という。 2 稲の穂先。 3 錐(きり)の先。また、筆の穂先。 ...
えい【穎】
[音]エイ(漢) 1 稲の穂先。「穎果」 2 錐(きり)や筆など、とがった物の先。「穎脱/毛穎」 3 才知が鋭い。「穎悟・穎才」 [補説]3は「英」を代用字とすることがある。「頴」は異体字。 [...
えい‐か【穎果】
果皮が薄く木質で、種皮と密着している果実。稲・麦などにみられる。
えい‐ご【穎悟】
[名・形動]才知がすぐれ、悟りの早いこと。非常に賢いこと。また、そのさま。
えい‐さい【英才/穎才】
すぐれた才能・才知。また、その持ち主。秀才。
えいさい‐きょういく【英才教育】
才能のすぐれた児童・生徒に対して、その能力を伸ばすために行う特別な教育。秀才教育。
えい‐だつ【穎脱】
[名](スル)《「史記」平原君伝から。袋に包んだ錐(きり)の穂先が自然と突き出る意》才能が特にすぐれていること。「春之助の頭脳は、中学校へはいってから再び忽(たちま)ち—して」〈谷崎・神童〉
えい‐びん【穎敏】
[名・形動]「鋭敏2」に同じ。「—なる才子よりも寧ろ根気強き勉強家こそ頼母(たのも)しけれ」〈福沢・福翁百話〉
穎(えい)を脱(だっ)・す
群を抜いてすぐれている才気は、自然に表に現れる。→穎脱(えいだつ)
かい‐わり【貝割(り)/卵割(り)/穎割(り)】
《貝や卵を二つに割って開いた形の意》 1 アジ科の海水魚。全長約30センチ。体高が高く、著しく卵円形に側扁する。南日本に産し、底引網で漁獲され、美味。ひらあじ。おきあじ。 2 「貝割り菜」に同じ...