いか‐の‐いわい【五十日の祝】
子供が生まれて50日目に行った祝い。父や外祖父などが箸を取って、赤子の口に餅(もち)を含ませる。平安時代に、主として貴族の間で行われた。いか。
いち‐ぜん【一膳】
1 いくつかある膳の一つ。また、その料理。 2 飯などの一杯。 3 箸(はし)一対。
いちぜん‐めし【一膳飯】
1 茶碗1杯だけの飯。盛り切りの飯。 2 死者に供える盛り切りの飯。ふつう他に分与しない意で箸を立てる。枕飯(まくらめし)。
いっぽん‐ばし【一本箸】
死者に供える一膳飯に突き立てる、1本の箸。
いねこ‐ばし【稲扱箸】
「扱(こ)き箸」に同じ。
いわい‐ばし【祝(い)箸】
祝儀、特に、正月の膳に用いる白木の箸。太箸。《季 新年》「刈柴の中から選りて—/蝶衣」
うち‐ちら・す【打(ち)散らす】
[動サ五(四)] 1 棒などでたたいて追い散らす。「金火箸ほどのステッキで右往左往に—・し」〈蘆花・思出の記〉 2 (「討ち散らす」とも書く)攻めて追い払う。「浮き足だった敵の軍勢を—・す」 3...
うつり‐ばし【移り箸】
嫌い箸の一。食事の際、一度取ろうとしたおかずから別のおかずへと箸を動かして食べること。おかずと御飯を交互に食べるか、一度箸を置くかするのが作法。渡り箸。
えんじゅ‐さい【延寿祭】
奈良県橿原(かしはら)市にある橿原神宮で、元旦に行われる神事。高齢の参拝者に延寿盃、一般の参拝者に延寿箸を頒布し、これを受けると無病長寿を保てるとされる。《季 新年》
おがら‐ばし【麻幹箸】
おがらで作った箸。盂蘭盆(うらぼん)の供え物に添える。