おこ【痴/烏滸/尾籠】
[名・形動]愚かなこと。ばかげていること。また、そのさま。「—の者」「退(すさ)れ卑きもの、魔道呼わり—なり」〈露伴・新浦島〉
おしのび‐かご【御忍び駕籠】
江戸時代、大名や奥方などが忍びの外出に用いた駕籠。屋根は黒ラシャで覆い、腰と棒を黒く塗った。
おりかけ‐どうろう【折(り)掛け灯籠】
細く削った竹2本を交差させて折り曲げ、その四端を方形の薄板の四隅に挿して、紙を張った盆灯籠。《季 秋》
おろせ‐かご【下ろせ駕籠】
遊里通いの客を乗せる駕籠。江戸時代、上方の遊里で、駕籠かきが「重くばおろせ」と歌いながら担いだことによるという。
かいだんぼたんどうろう【怪談牡丹灯籠】
人情噺(ばなし)。三遊亭円朝作。文久・元治年間(1861〜1865)に成立。明治17年(1884)筆録、出版。「御伽婢子(おとぎぼうこ)」所収の「牡丹灯籠」をもとに、当時起こった江戸牛込の旗本騒...
かえ‐かご【替え駕籠】
江戸時代、宿駅で駕籠を乗り換えること。また、その駕籠。→通し駕籠
かがり‐かご【篝籠】
「篝(かがり)1」に同じ。
かがり‐どうろう【篝灯籠】
庭に置く灯籠。
かけ‐ご【掛(け)子/懸け籠】
1 箱の縁に掛けて、その中にはまるように作った平たい箱。 2 《1が箱の底を隠すところから》隔て心。隠し事。底意。「ことばにも虚言(きょごん)なく心にも—なし」〈浄・嫗山姥〉
かげ‐どうろう【影灯籠】
影絵を仕掛けた灯籠。回り灯籠。