くち‐あみ【口網】
1 語義未詳。土佐日記の「かの人人の、口網も諸持ちにて、この海辺にて、担ひ出だせる歌」の部分では、漁師がそろって網をかつぎ出すように、人々がそろって歌を詠むようすを表現したものといわれる。 2 ...
くも‐すけ【雲助/蜘蛛助】
《浮雲の行方定めぬところからとも、また、客を取ろうとクモのように巣を張っているところからとも》 1 江戸時代、街道の宿駅や渡し場などで、荷物の運搬や駕籠(かご)かきなどを仕事としていた無宿の者。...
くるし・い【苦しい】
[形][文]くる・し[シク] 1 痛みや圧迫感で、肉体的にがまんができない。「激しいせきこみで息が—・い」「満員の乗客に押されて胸が—・い」 2 悩み・せつなさ・悲しさ・後悔などで、心が痛んでつ...
くん‐ろ【薫炉】
香をたくのに用いる金属製や陶磁製などのうつわ。香炉。薫籠(くんろう)。
くん‐ろう【薫籠】
1 衣類に香をたきしめるため、香炉の上にかぶせるかご。伏籠(ふせご)。 2 ⇒薫炉(くんろ)
けがらい【汚らひ/穢らひ】
けがれ。特に、人の死によるけがれ。「すずろなる—に籠りて」〈源・手習〉
けそう・ず【懸想ず】
[動サ変]思いをかける。恋い慕う。「年頃—・じ給へる人の太秦(うづまさ)に日頃籠り給へるに」〈狭衣・一〉
けん‐どう【剣道】
日本の武道の一。面・籠手(こて)・胴・垂(たれ)などの防具を着装し、決められた相手の部位を竹刀で打ったり突いたりして勝敗を争う競技。
けんもん‐かご【権門駕籠】
江戸時代、大名の家臣が主君の用事で他家へ行くとき乗った引き戸駕籠。主君から貸し与えられたもの。
けん‐よ【肩輿】
肩で担ぐ乗り物の総称。輿(こし)や駕籠(かご)などをいう。「—の中に、沓(くつ)を入れたり」〈折たく柴の記・中〉