こころ‐がら【心柄】
1 心の持ち方。気だて。性格。「—がしのばれる」「ねえさんの—でふいにしちゃったんだわ」〈康成・雪国〉 2 《「心から」の変化》自分の心が原因でそうなること。自業自得。「斬(き)り殺されるのも—...
こころ‐だま【心魂】
1 たましい。心。精神。「入相の鐘袋に—を籠めて」〈浮・永代蔵・五〉 2 心意気。度胸。きもったま。「大場に住める商人の—各別に広し」〈浮・胸算用・五〉 3 霊魂。「我は木挽(こび)きの吉介が娘...
こころ‐ばや【心早】
[形動ナリ]すばやいさま。気がはやいさま。「—に下り立って、駕籠(かご)の衆大儀、と乗り換ゆる」〈浄・博多小女郎〉
こころ‐わる・い【心悪い】
[形][文]こころわる・し[ク] 1 いやな感じがする。気味が悪い。「己(おれ)を実父の仇と知らず奉公に来たかと思えば何とやら—・く思いましたが」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉 2 気だてが悪い。性質が...
こ‐ごもり【子籠もり】
1 胎内に子を宿していること。懐妊。 2 「子籠もり鮭(ざけ)」の略。
こざるしちのすけ【小猿七之助】
歌舞伎狂言「網模様灯籠菊桐(あみもようとうろのきくきり)」の通称。また、その主人公の名。 岡鬼太郎による新歌舞伎。2幕。大正9年(1920)、市川左団次一座により初演。
こしき【甑】
昔、強飯(こわいい)などを蒸すのに使った器。底に湯気を通す数個の小さい穴を開けた鉢形の素焼きの土器で、湯釜の上にのせて使った。のちの、蒸籠(せいろう)にあたる。
こし‐ぐろ【腰黒】
腰の部分に網代(あじろ)を張らず、黒く塗った駕籠(かご)。
こし‐さげ【腰下げ/腰提げ】
印籠(いんろう)・タバコ入れ・巾着(きんちゃく)などのように、腰にさげて携帯するもの。
こし‐もの【腰物】
刀剣・印籠(いんろう)など、腰に帯びる物。こしのもの。「形見とておきて—そのままに返すのみこそさすがなりけれ」〈曽我・五〉