かゆ【粥】
水を多くして米を軟らかく煮たもの。「—を炊(た)く」「—をすする」
くだ‐がゆ【管粥】
⇒筒粥(つつがゆ)
ころも‐がゆ【衣粥】
比叡山延暦寺で、陰暦11月24日の天台大師の忌日に作るかゆ。小豆や団子を入れる。霜月がゆ。知恵がゆ。
ごぶ‐がゆ【五分粥】
米1、水10の割合(容量比)で炊いたかゆ。全がゆと重湯(おもゆ)の中間のもの。
ごみ‐じゅく【五味粥】
禅寺で、12月8日の仏成道の日に作る、五穀に味噌・酒かすを入れて作ったかゆ。臘八粥(ろうはちがゆ)。
さくら‐がゆ【桜粥】
「小豆粥(あずきがゆ)」に同じ。
さんぶ‐がゆ【三分粥】
米1、水20の割合(容量比)で炊いた水分の多いかゆ。
しちぶ‐がゆ【七分粥】
米1、水7の割合(容量比)で炊いたかゆ。かゆの濃さは全がゆ7に重湯(おもゆ)3の割合で加えたものに相当する。
しもつき‐がゆ【霜月粥】
陰暦11月23〜24日の大師講に炊く粥。多くは小豆や団子などを入れて炊く。追い出し粥。衣粥。
しゅく【粥】
1 かゆ。 2 禅寺で、朝食のこと。