えいへいしんぎ【永平清規】
鎌倉時代の仏教書。2巻。道元著。禅寺での規則やその意義を教示。典座(てんぞ)教訓・弁道法・赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)(食事作法)など6編からなる。永平道元禅師清規。永平大清規。
えっ
[感] 1 驚いたり、疑ったりしたときに発する語。え。「—、うそだろう」 2 問い返すときに発する語。え。「—、何かおっしゃいましたか」 3 力を入れるときに発する声。えい。「そこ立って失せう、...
かい‐く・る【掻い繰る】
[動ラ五(四)]《「かきくる」の音変化。「かいぐる」とも》両手を交互に動かして、手元に引き寄せる。たぐり寄せる。「馴れない手に手綱を—・りながら、言った」〈芥川・芋粥〉
かた‐かゆ【固粥】
《「かたがゆ」とも》固く煮た粥。古くは、現代の飯にあたるものをいった。⇔汁粥(しるかゆ)。
か‐み【佳味/嘉味】
1 よい味。また、よい味の食物。美味。「当時はこれが、無上の—として、上は万乗の君の食膳にさえ上せられた」〈芥川・芋粥〉 2 よい趣。おもしろみ。
かゆ‐うら【粥占】
年占(としうら)の一。正月15日に粥を作るとき、粥の中に粥掻き棒や竹管を入れ、それについたり入ったりした米粒の量で一年の豊凶を占う。農家の小正月の行事、神社の神事として行われる。《季 新年》
かゆかき‐ぼう【粥掻き棒】
粥占(かゆうら)に用いる棒。ヌルデの木などの先端に裂け目を入れ、この棒で粥をかきまわし、付着した米粒の多寡で豊凶を占う。
かゆ‐づえ【粥杖】
正月15日に、望粥(もちがゆ)を煮るときに使う御薪(みかまぎ)で作った杖。これで子のない女性の腰を打つと男子が生まれるといわれた。粥の木。《季 新年》「—に冠落ちたる不覚かな/鳴雪」
かゆ‐の‐き【粥の木】
「粥杖(かゆづえ)」に同じ。《季 新年》「—や女夫(めをと)の箸の二柱/才麿」
かゆ‐ばしら【粥柱】
小正月の粥に入れる餅(もち)。また、粥杖(かゆづえ)をこうよぶ地方もある。《季 新年》「天われにこの寿を給ふ—/風生」