あかひき‐の‐いと【赤引の糸】
神御衣(かむみぞ)を織るのに用いる、赤みを帯びてつやのある糸。伊勢神宮の陰暦6月と12月の月次(つきなみ)の祭に奉納する。あからひきのいと。
あさ‐いと【麻糸】
麻の繊維から作った糸。
あぜ‐いと【綜糸】
機(はた)織り機で、縦糸を上下に分けて横糸を通すすきまをつくる糸製の用具。また、その糸。綾糸(あやいと)。掛け糸。
あそぶ‐いと【遊糸】
《「遊糸(ゆうし)」の訓読みから》陽炎(かげろう)。いとゆう。「曇りなくなぎたる空に—に琴柱(ことぢ)をたてて帰る雁(かりがね)」〈夫木・五〉
あな‐いと【穴糸】
ボタンつけや穴かがりなどに用いる、縒(よ)りのかかった太めの絹糸。
あま‐いと【亜麻糸】
アマの繊維から紡いだ糸。リンネルの原料。
あみ‐いと【網糸】
網用の糸。亜麻(あま)・麻・木綿・絹・棕櫚(しゅろ)などの糸。今日では多く化学繊維を使用。
あみ‐いと【編(み)糸】
編み物に使う糸。毛糸やレース糸など。
あや‐いと【綾糸】
1 綾取り遊びに使う糸。 2 美しいいろどりの糸。 3 「綜糸(あぜいと)」に同じ。
あわせ‐いと【合(わ)せ糸】
2本以上の糸を縒(よ)り合わせて、1本の縒り糸にしたもの。裁縫に用いる。