じばい‐がみ【地張い紙】
地張い(地張り)に用いる、長方形の角を取った厚紙。縦18センチ・横12センチくらいで、しわの寄らないように布の表面をこするのに用いる。
じゅく‐し【熟紙】
すいてから加工を施した紙。雲母(きらら)や礬水(どうさ)を引いたり、染色したりしたものなど。
じょう‐し【状紙】
手紙を書く紙。半切り紙。
じょうしつ‐し【上質紙】
砕木パルプを含まず、化学パルプだけで作った紙。書籍印刷などに使用。
すいうん‐し【水雲紙】
薄墨紙(うすずみがみ)の別名。
すいとり‐がみ【吸(い)取り紙】
インクなどで書いたあと、上から押し当ててその水分を吸い取らせる紙。押し紙。すいとりし。
すいへい‐きゅうし【水平給紙】
プリンターで、用紙を水平方向に移動させて印刷する方式。用紙を曲げなくてすむため、厚みのある紙でも印刷できる。水平ローディング。
すきいれ‐がみ【漉き入れ紙】
文字や模様を漉き込んだ紙。
すきやれ‐がみ【漉き破れ紙】
漉くときに破れて穴のあいた和紙。「一分小半紙塵々紙で、内の身代—の鼻もかまれぬ紙屑(くづ)治兵衛」〈浄・天の網島〉
すぎはら‐がみ【杉原紙】
播磨(はりま)国杉原谷(兵庫県多可郡多可町)原産の和紙。原料はコウゾで、奉書紙より薄く柔らかい。鎌倉時代以降、慶弔・目録・版画などに用いられ、贈答品としても重宝された。近世には各地から産出。すい...