えど‐うちわ【江戸団扇】
江戸特産のうちわ。初めは割り竹に白紙を張っただけのものであったが、のちに墨絵・紅絵(べにえ)・漆絵など美しい彩色を施すようになった。東(あずま)うちわ。
えどうまれうわきのかばやき【江戸生艶気樺焼】
黄表紙。3冊。山東京伝作・画。天明5年(1785)刊。醜男(ぶおとこ)のくせにうぬぼれの強い仇気屋艶二郎(あだきやえんじろう)が、色男の評判をとろうとして次々に失敗する滑稽(こっけい)を描く。
えど‐がわ【江戸川】
利根川の支流。千葉県北西端の野田市関宿(せきやど)で分流し、東京湾に注ぐ。下流は、河川法では市川市を流れる江戸川放水路を主流とする。長さ59.9キロ。
神田川中流の呼称。東京都文京区水道...
えどがわ‐がみ【江戸川紙】
明治初期、現在の東京都文京区の江戸川付近で作られた良質の手漉(てす)き紙。主に書簡用の巻き紙とした。
えど‐じょう【江戸状】
江戸の商店または支店から上方の店へ届いた商用の手紙。「—どもをさらへ、失念したる事どもを見出し」〈浮・胸算用・二〉
えど‐ぶんがく【江戸文学】
江戸後期、明和・安永ごろから幕末まで、江戸で行われた文学。天明から文政のころ最盛期を迎え、読本(よみほん)・洒落本(しゃれぼん)・滑稽本・人情本・黄表紙・合巻(ごうかん)・川柳・狂歌などがあり、...
えな【恵那】
岐阜県南東部の市。中心の大井はもと中山道(なかせんどう)の宿駅。精密機械や製紙、電機工業が盛ん。人口5.4万(2010)。
え‐はんきり【絵半切り】
《「えばんきり」とも》淡彩の花鳥山水などの描かれている半切り紙。儀礼的な手紙などに用いた。
えびす‐がみ【恵比須紙】
紙を重ねて裁つとき、角が内へ折れ込んで裁ち残しになったもの。福紙。
エフ‐アール‐ビー【FRB】
《Federal Reserve Bank》連邦準備銀行。米国の連邦準備制度において、全国12の連邦準備区に1行ずつ設けられており、連邦準備制度理事会(FRB;Federal Reserve B...