か‐し【華侈】
派手で、ぜいたくなこと。「—の限りを尽くす」「自ら奉ずること素朴にして、最も—を悪(にく)み」〈東海散士・佳人之奇遇〉
からつ‐やき【唐津焼】
唐津市を中心に産する焼き物の総称。文禄・慶長の役後、朝鮮半島からの渡来陶工によって素朴な味わいの日用雑器が焼かれたのが、本格的な生産の始まりとされる。遺品には茶器に用いたものも多い。→古唐津
かん‐じょう【簡浄】
[名・形動]簡単ではっきりしているさま。わかりやすいさま。「—素朴」
カンパーニュ【(フランス)campagne】
1 田舎。 2 《「パン‐ド‐カンパーニュ」の略》田舎風フランスパン。大きく丸い形に焼いた素朴な味わいのパン。
かん‐ぼく【簡朴/簡樸】
[名・形動]簡略で素朴なこと。また、そのさま。「その歌のかずかずは、万葉の高古にして—なる」〈藤村・雅言と詩歌〉
が‐ぼく【雅樸】
[名・形動]上品で素朴であること。また、そのさま。「為山氏の画は巧緻精微、不折君の画は—雄健」〈子規・墨汁一滴〉
きき‐かよう【記紀歌謡】
古事記・日本書紀に記載されている歌謡。重複分を除くと約190首で、上代人の日常生活全般を素材とし、明るく素朴で民謡的要素が強い。歌体は片歌(かたうた)から長歌までさまざまだが、定型・五七調はまだ...
キリストきょうとののうじし【キリスト教徒の農事詩】
《原題、(フランス)Les Géorgiques chrétiennes》ジャムの詩集。1912年刊行。古代ローマの詩人ウェルギリウスの「農耕詩」に着想を得て、農民たちの素朴な暮らしをうたったもの。
げんし‐てき【原始的】
[形動]おおもとに近いさま。まだ初期の段階で、十分に進化・発達をしていないさま。また、素朴で単純なさま。「—な形態」「—な方法」
こしがや‐びな【越谷雛】
江戸時代、武蔵(むさし)国越谷から産出した素朴で雅味のある雛人形。