はくば‐かい【白馬会】
美術団体。明治29年(1896)明治美術会を脱退した黒田清輝・久米桂一郎らを中心に創立。外光派の画風を伝えて新派・紫派とよばれ、明治後期の洋画壇の主流となった。明治44年(1911)解散。
はぐろ‐そう【葉黒草】
キツネノマゴ科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ20〜40センチ。葉は暗緑色で長楕円形。夏、紅紫色の唇形の花を開く。
はこね‐だけ【箱根竹】
アズマネザサの一品種。高さ2〜4メートル。節間は長く、節ごとに枝を密生。春、緑紫色の穂をつける。地下茎がパイプなど細工物に利用され、箱根周辺に特に多い。
はした‐いろ【端色】
1 織り色の名。縦糸・横糸ともに薄紫色のもの。 2 襲(かさね)の色目の名。表・裏ともに薄紫色のもの。
はしり‐どころ【走野老】
ナス科の多年草。谷間の木陰に生え、高さ約60センチ。葉は楕円形で先がとがり、柔らかい。春、暗紅紫色の釣鐘状の花が咲く。全草にアルカロイドを含み、有毒。地下茎はトコロに似て太く、漢方で莨菪根(ろう...
はじとみ【半蔀】
《「はしとみ」とも》謡曲。三番目物。内藤藤左衛門作。紫野(むらさきの)雲林院の僧が五条辺りを訪ねると、夕顔のからまる半蔀を押し上げて女が現れ、光源氏と夕顔の上のことなどを語る。
ハスカップ
《アイヌ語》主に北海道からシベリア東部にかけて分布する、スイカズラ科の落葉低木。和名はクロミノウグイスカグラ。果実は6月から7月に熟し、ブルーベリーに似た青紫色で甘味があり、ジャムなどにする。ビ...
はっ‐か【薄荷】
1 ㋐シソ科の多年草。湿気のある所に生え、高さ20〜60センチ。全体に芳香がある。茎は四角柱で、長楕円形の葉が対生する。8〜10月、葉の付け根に淡紫色の唇形の小花が群がってつく。葉にはメントール...
はっしょう‐まめ【八升豆】
マメ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉は複葉。花は黒紫色。さやは短毛に覆われ、豆が5、6粒入っている。原産地の熱帯アジアでは広く栽培され、豆を食用に、茎葉を飼料や肥料にする。おしゃらくまめ。
はつか‐だいこん【二十日大根】
ダイコンの一品種。生長が早く、種をまいてから20〜30日で収穫できる。根は小さく球形・紡錘形などで、色も紅・黄・紫・白などがある。ヨーロッパの原産で、日本には明治時代に渡来。ラディッシュ。