あかつき‐がた【暁方】
夜明けに近いころ。「—の風のけはひさへぞ心ことなる」〈紫式部日記〉
あか‐つめくさ【赤詰草】
マメ科の多年草。原野や路傍に生え、葉は3枚の長楕円形の小葉からなる複葉で、白い斑がある。夏、赤紫色の小花が集まって球状に咲く。ヨーロッパの原産で、明治初めに渡来。牧草や緑肥にする。むらさきつめくさ。
あかね‐さす【茜さす】
[枕]茜色に鮮やかに照り映える意から、「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。「—日は照らせれど」〈万・一六九〉 「—紫野行き標野(しめの)行き」〈万・二〇〉
あかね‐すみれ【茜菫】
スミレ科の多年草。日当たりのよい山野に自生。高さ約10センチ。葉は心臓形で、根元から束になって出る。春、紅紫色の花をつける。
あか‐ばな【赤花】
1 アカバナ科の多年草。湿地に生え、高さ約15〜90センチ。葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。夏、淡紅紫色の4弁花が咲く。アカバナ科の双子葉植物にはオオマツヨイグサなども含まれる。 2 染め色の...
あかま‐いし【赤間石】
山口県宇部市周辺で産する輝緑凝灰岩。赤褐色・紫色の緻密(ちみつ)な岩石。硯石(すずりいし)にする。
あか‐まんぼう【赤翻車魚】
アカマンボウ目アカマンボウ科の海水魚。全長約2メートル。体は著しく側扁した楕円形。体色は背が赤紫色で、ひれは鮮紅色。頭や体側に銀白色の斑点が散在。温・熱帯の外洋の表層を遊泳。食用。まんだい。
あか‐むらさき【赤紫】
赤みを帯びた紫色。
あかめ‐いも【赤芽芋】
里芋の一品種。葉の根元が紫色を帯びた赤色で、芋はぬめりが少ない。
アガパンサス【agapanthus】
ヒガンバナ科の多年草。高さ50〜100センチ。葉は根際から多数出る。6月ごろ、紫色または白色の花が咲く。南アフリカの原産。紫君子蘭(むらさきくんしらん)。アフリカンリリー。