つち‐ざいく【土細工】
土を焼いてつくった細工物。「深草の里は、家ごとに焼物、—を商ふ見ゆれば」〈滑・膝栗毛・六〉
つの‐ざいく【角細工】
1 動物の角に細工をほどこすこと。また、その細工物。 2 「張り形」の異名。
つまみ‐ざいく【撮み細工】
江戸初期からの伝統的な手芸で、薄絹や薄紙などの小片を三角に折り、つまんでのり付けしながら花鳥や蝶などの形をつくるもの。櫛(くし)・かんざし・薬玉(くすだま)・つまみ絵などに用いる。
て‐ざいく【手細工】
1 手先でする細工。「すべて—の竹かご」 2 素人(しろうと)が人に頼まず自分の手でする細工。「—を楽しむ」
とう‐ざいく【籐細工】
籐の茎で細工をすること。また、その細工物。
ねんど‐ざいく【粘土細工】
粘土でいろいろな物の形をこしらえること。また、こしらえたもの。
はこね‐ざいく【箱根細工】
小田原・箱根から産する木工細工。特に寄せ木細工で有名。
はめき‐ざいく【嵌め木細工】
1枚の板に、色や木目の違う他の木材をはめ込んで、模様や絵などを表す細工。木象嵌(もくぞうがん)。はめき。
はりつ‐ざいく【破笠細工】
江戸中期の漆芸家小川破笠が創始した漆芸品。蒔絵(まきえ)に鉛・錫・貝・陶片・象牙・堆朱(ついしゅ)などを嵌入(かんにゅう)するもの。
ひ‐ざいく【非細工】
細工がへたであること。また、その人。