ほそ‐おもて【細面】
1 ほっそりとした顔。「肉の足らぬ—に予期の情を漲(みなぎ)らして」〈漱石・虞美人草〉 2 幅が狭いこと。「—の扇」
ほそかわ【細川】
姓氏の一。清和源氏。鎌倉中期、足利義康の曽孫義季が三河国細川郷を領したのに始まる。嫡流は室町幕府の管領(かんれい)家となった。 [補説]「細川」姓の人物細川勝元(ほそかわかつもと)細川(ほそかわ...
ほそかわ‐がみ【細川紙】
埼玉県比企(ひき)郡小川町産の楮(こうぞ)製の和紙。帳簿などに用いる。はじめ紀伊国細川村で産したところからの名称。ほそかわし。 [補説]国指定の重要無形文化財。また、平成26年(2014)「和紙...
ほそかわガラシヤふじん【細川ガラシヤ夫人】
森田草平による歴史小説。未完。著者没後の昭和25年(1950)刊行。
ほそ‐がき【細書(き)】
1 文字を肉細に書くこと。また、その文字。 2 肉細に書くのに用いる筆記具。
ほそ‐がね【細金】
金銀の箔(はく)を細く切ったもの。仏画・仏像や衣服の模様などに用いる。
細(ほそ)く長(なが)く
細々と長く続くさま。物事を地道に持続させるさまをいう。「—生きる」⇔太く短く。
ほそ‐くび【細首】
1 細い首。 2 首をあざけっていう語。「小次郎が—打ち落とし」〈曽我・四〉
ほそ‐ぐち【細口】
《「ほそくち」とも》 1 びんなどの口の細いもの。 2 花器の口の細いもの。
ほそ‐ごえ【細声】
細く弱々しい声。かすかな声。「蚊の、—にわびしげに名のりて」〈枕・二八〉