りょう【綾】
[人名用漢字] [音]リョウ(呉)(漢) リン(唐) [訓]あや 〈リョウ〉模様のある絹織物。あやぎぬ。あや。「綾羅」
〈あや〉「綾絹・綾錦(あやにしき)」 [難読]綾子(りんず)
りょうき‐でん【綾綺殿】
平安京内裏十七殿の一。仁寿殿(じじゅうでん)の東、宜陽殿の北にあり、内宴が行われた。
皇居内、宮中三殿の後方にある殿舎。天皇が三殿の神事を行うに当たり、斎戒・更衣をする所。
りょう‐ら【綾羅】
あやぎぬとうすぎぬ。また、美しい衣服。羅綾。「—の袂(たもと)」〈樗牛・滝口入道〉
りょうら‐きんしゅう【綾羅錦繍】
あやぎぬとうすぎぬと錦(にしき)と刺繍(ししゅう)をした布。美しい衣服。
りん【綾】
⇒りょう
りん‐ず【綸子/綾子】
《「りん(綾)」「ず(子)」は唐音》滑らかで光沢がある絹織物。後練りの繻子(しゅす)織りの一種で、紋織りと無地とがある。染め生地として使用。