それなり‐けり【其れなりけり】
《「なり」を助動詞「なり」ととって「けり」を添えたもの》そのままになってしまうこと。それきり。それなり。「舌喰ひ切る所存見えし時、縄ほどきて—に済みぬ」〈浮・諸艶大鑑・一〉
ぞう‐の‐おり【象の檻】
軍事通信の傍受を目的とする巨大な円形のケージ型アンテナ施設の通称。高さ数十メートルの鉄塔が同心円状に配置され、直径は数百メートルになる。沖縄県読谷村や青森県三沢市の米軍基地に設置されていた。自衛...
ぞく‐じょうもんぶんか【続縄文文化】
本州の弥生時代から古墳時代にかけての、北海道の文化。縄文文化と同様、食料採集を基盤としていたのでこの名がある。のち、擦文(さつもん)文化に移行。
ぞん‐ぶん【存分】
[名・形動]物事を思いどおりにすること。満足のゆくまですること。また、そのさま。「—に楽しむ」「—な活躍を期待する」「思う—歌う」 [名] 1 考え。思い。「我々が—には、命を限りにいざやた...
たい【鯛】
スズキ目タイ科の海水魚の総称。体は楕円形で著しく側扁し、多くは淡紅色。脂肪が少ないので味が落ちにくく、縄文時代からすでに食用にされている。姿が美しく、また、「めでたい」に通じるところから縁起のよ...
たい‐どう【躰道】
第二次大戦後、沖縄の空手家祝嶺正献(しゅくみねせいけん)により創始された武道。体を回転させたりひねったりしながら相手の攻撃をかわし、同時に技を繰り出す。
たいふう‐ぎんざ【台風銀座】
台風の通過が多く、被害を受けやすい地域。沖縄・九州・四国地方から、近畿地方南部にかけてをさすことが多い。
たいみん‐ちく【大明竹】
イネ科の植物。高さ3〜5メートル。稈(かん)の表面に多数の細い縦線がある。葉は線形で細長く、ねじれることが多い。九州南方諸島および沖縄の原産で、観賞用。
たいようのこ【太陽の子】
灰谷健次郎の児童文学作品。昭和53年(1978)刊行。挿絵は田畑精一。神戸に住む少女ふうちゃんは、父親が精神を病んだきっかけを調べる過程で、沖縄戦の歴史を知る。昭和55年(1980)、「太陽の...
たいわん‐パナマ【台湾パナマ】
台湾・沖縄などで産する、アダンの葉の繊維で作った夏帽子。パナマに似ているが、薄茶色で安価。台湾帽。