ななつ‐ぶとん【七つ布団】
道中馬に布団を7枚重ねて敷いて乗ること。また、その布団。ぜいたくを尽くすたとえ。「三匹そろへて—を白縮緬(ちりめん)にしめかけ」〈浮・一代男・五〉
なんぶ‐おり【南部織】
南部地方から産する紬(つむぎ)・縮緬(ちりめん)などの織物。
ね‐がけ【根掛(け)】
女性が日本髪の髷(まげ)の根元に結ぶ飾り。金糸・銀糸・絹ひも・緋縮緬(ひちりめん)・宝石類など。
はま‐ちりめん【浜縮緬】
「長浜(ながはま)縮緬」の略。
ひ【緋】
[人名用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]あか あけ 鮮やかな赤色。緋色。「緋衣(ひえ)・緋鯉(ひごい)・緋桜(ひざくら)・緋縮緬(ひぢりめん)/猩猩緋(しょうじょうひ)」
ひ‐ぞめ【緋染(め)】
緋色に染めること。また、そのもの。「—の縮緬(ちりめん)」
ひ‐ぢりめん【緋縮緬】
緋色の縮緬。女性の長襦袢(ジュバン)や腰巻に多く用いられる。
ひとこし‐ちりめん【一越縮緬】
《「越」は横糸の数を表す単位》横糸に右撚(よ)り糸と左撚り糸を1本ずつ交互に織り込んだ縮緬。しぼが細かい。
ひら‐おめし【平御召】
平織りの御召縮緬(ちりめん)。
びらり
[副]布などが垂れてなびきひるがえるさま。「緋縮緬の蹴出し—」〈露伴・毒朱唇〉