ゆう‐ぜち【夕節】
夕方にする節振舞(せちぶるまい)。盆や正月などの節日(せちにち)の夕方にごちそうすること。「—の人に紛れて入りにけり」〈浄・五枚羽子板〉
ゆう‐はふ・る【夕羽振る】
[動ラ四]夕方、鳥が羽ばたくように、波や風が立つ。⇔朝羽(あさは)振る。「—・る波こそ来寄れ」〈万・一三一〉
ゆう‐よく【遊弋】
[名](スル)艦船が水上をあちこち動き回って敵に備えること。また、あちこち動き回ること。「鴨羽(かもは)の雌雄夫婦は…—している」〈寅彦・あひると猿〉
ゆき【雪】
地歌・箏曲(そうきょく)。流石庵羽積(りゅうせきあんはずみ)作詞、峰崎勾当(みねざきこうとう)作曲。天明・寛政(1781〜1801)ごろ成立。曲中の合(あい)の手は「雪の手」とよばれ、雪を象徴...
ゆき‐じろ【雪白】
1 雪のように白いこと。「色は—とはまいらねども」〈逍遥・当世書生気質〉 2 三盆白(さんぼんじろ)のこと。 3 純白な矢羽。 4 タカの腹・背・くちばし・つめの白いもの。〈伊京集〉
ゆき‐まろげ【雪丸げ】
「雪転がし」に同じ。《季 冬》「霜やけの手を吹いてやる—/羽紅」〈猿蓑〉
ゆすり‐ば【弓摺羽】
矢羽のうち、矢をつがえて射るときに弓に触れるほうの羽。
ゆそう‐ぼく【癒瘡木】
ハマビシ科の常緑高木。葉は羽状複葉で、青い5弁花を散形につけ、果実は黄色。樹脂をグアヤク脂とよび、試薬などに用いる。西インド諸島・中央アメリカに分布。グアヤクの木。
ゆどの‐さん【湯殿山】
山形県中部にある火山。月山(がっさん)の南西に位置し、羽黒山と合わせて出羽三山とよばれる。標高1504メートル。
ゆ‐ばく【油曝】
海鳥や海棲哺乳類に、事故で流出した重油などが付着すること。羽毛や体毛などは、海水との間に空気層をつくることで体温を保持しているが、油曝により防水効果を失い、体温を奪われることが知られている。