そう‐し【草紙/草子/双紙/冊子】
《「さくし(冊子)」の音変化か》 1 漢籍・和本などで、紙を綴(と)じ合わせた形式の書物。綴じ本。 2 物語・日記・歌書など、和文で記された書物の総称。 3 御伽(おとぎ)草紙・草(くさ)双紙な...
そうし‐がみ【草紙紙】
1 手習い草紙の紙。習字用の紙。 2 すき返しの紙。
そうし‐ぎり【草紙錐】
手習い草紙などを綴じるのに用いる錐。千枚通し。
たたき‐あ・げる【叩き上げる】
[動ガ下一][文]たたきあ・ぐ[ガ下二] 1 たたいてつくりあげる。「漆喰(しっくい)で—・げた二坪程の土間に」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 下積みの苦労を重ねて技量を磨き、一人前になる。「見習...
だんな‐げい【旦那芸】
1 商家の主人などがなぐさみに習いおぼえた芸事。 2 《江戸蔵前や日本橋魚河岸の商家の主人たちが好んだところから》一中節と河東節のこと。これに対して、常磐津(ときわず)と清元節を職人芸という。
ちょうちょう‐し・い【喋喋しい】
[形][文]てふてふ・し[シク] 1 口数が多い。いいかげんで調子がいい。「珍しくお銀に—・く挨拶をして」〈紅葉・二人女房〉 2 おおげさである。「人皆勢利に走る世の習いとて—・く管待(もてな)...
つけ‐やきば【付(け)焼(き)刃】
1 切れない刀にはがねの焼き刃をつけ足したもの。見た目は切れそうに見えるが、実際はもろくて切れない。 2 その場をしのぐために、知識や技術などを一時の間に合わせに習い覚えること。にわかじこみ。「...
てならい‐こ【手習ひ子】
師匠について習字を教わる子供。手習い子供。「—の筆の軸を貰ひ溜めて、竹暖簾(なうれん)をこしらへさせ」〈浮・新永代蔵・一〉
てならい‐どころ【手習い所】
習字を教える所。手習い師匠の家。
てんじょう‐わらわ【殿上童】
1 公卿の子で、元服以前に作法見習いのため殿上の間に昇ることを許されて出仕した少年。わらわてんじょう。 2 ⇒小舎人(こどねり)1