みみ‐はゆ・し【耳映ゆし】
[形ク]聞くにたえない。「汝が罵(ののし)りだて—・し」〈盛衰記・四二〉
みみ‐はらい【耳払い】
耳あかを払うのに用いる、鳥の柔らかい毛などを柄の先につけたもの。
みみ‐ばや・い【耳早い】
[形][文]みみばや・し[ク]聞きつけるのが早い。早耳である。「—・い人」
みみ‐ふさぎ【耳塞ぎ】
⇒みみふたぎ
みみ‐ふたぎ【耳塞ぎ】
同年齢の者が死んだとき、災厄が身にかかることを恐れて、餅(もち)で両耳をふさぐまねをし、唱え言をするまじない。地方により、鍋のふた・団子などでもする。みみふさぎ。みみふたげ。
みみ‐ふ・る【耳旧る】
[動ラ上二]聞きなれて珍しくなくなる。「興ある朝夕の遊びに—・り、目馴れ給ひけれ」〈源・若菜下〉
みみぶくろ【耳嚢/耳袋】
江戸中期の随筆。10巻。根岸鎮衛(ねぎしやすもり)著。佐渡奉行・勘定奉行・町奉行を務めた著者の見聞録で、未刊ながら写本で伝わる。
みみ‐ぶくろ【耳袋】
防寒のために耳にかぶせる袋。耳当て。耳掛け。《季 冬》「聞くまじきことを聞かじと—/風生」
みみ‐ヘルペス【耳ヘルペス】
⇒ハント症候群
みみ‐へん【耳偏】
漢字の偏の一。「聴」「職」などの「耳」の称。