かた‐ぬき【肩抜き】
上代の占い法の一。鹿の肩の骨を抜き取り、波波迦(ははか)の木で焼き、表面にできた裂け目によって吉凶を占った。肩抜きの占(うら)。
かたぬき‐の‐うら【肩抜きの占】
「肩抜き」に同じ。
かた‐ぬぎ【肩脱ぎ】
1 着物の上半身の部分を脱ぐこと。また、その状態。はだぬぎ。「—になる」 2 平安時代、節会(せちえ)などの席で、袍(ほう)の肩を脱いでくつろぐこと。 3 能装束の着方の一。上衣の法被(はっぴ)...
かた‐ぬ・ぐ【肩脱ぐ】
[動ガ四] 1 上着を半ば脱いで下着の肩を現す。「上達部(かんだちめ)は—・ぎており給ふ」〈源・若菜下〉 2 上半身の衣服を脱いで肌をあらわにする。肌脱ぎになる。「年老いたる法師召し出されて、黒...
かた‐ぬけ【肩抜け】
負担や責任から解放されて楽になること。「それからは謙作も幾らか気持に—が出来た」〈志賀・暗夜行路〉
肩(かた)の力(ちから)を抜(ぬ)・く
緊張を解く。力まずに、ゆったりと構える。「もっと—・いたらどうだ」
肩(かた)の荷(に)が下(お)・りる
責任や負担から解放されて楽になる。「この仕事が終わって—・りた」
かた‐はば【肩幅】
1 両肩の端から端までの幅。 2 和裁で、身頃(みごろ)の肩山で背縫いから袖つけまでの幅。 3 「肩身(かたみ)2」に同じ。「此辺の村々にも—広く」〈竜渓・経国美談〉
かた‐ばこ【肩箱/形筥】
山伏が笈(おい)の上にのせる小箱。経文・仏具などを入れる。
かた‐ひじ【肩肘/肩肱】
肩と、ひじ。