たい‐しょう【胎生】
仏語。四生(ししょう)の一。母胎から生まれるもの。人間や獣の類。
たい‐じ【胎児】
哺乳類の母胎内にあってまだ出生しない子。人間では妊娠第8週以後の人間としての形が明らかになったものをいう。
たいじ‐きょうすい【胎児胸水】
胎児の胸腔に体内分泌物がたまる病気。多量の胸水が長期間貯留すると、心臓が圧迫されて鬱血性心不全から胎児水腫に進行したり、肺の発育が阻害され、重篤な状態になるおそれがある。
たいじ‐けっこう【胎児血行】
⇒胎児循環
たいじしんせいじ‐はいていけいせい【胎児・新生児肺低形成】
⇒肺低形成
たいじ‐じゅんかん【胎児循環】
胎児期の特殊な血液循環の総称。胎児の発育段階に応じて卵黄循環・絨毛膜循環・胎盤循環があり、このうち特に胎盤循環をいう。胎児は、臍帯(さいたい)静脈を通じて胎盤から酸素と栄養を受け取り、体内で生じ...
たいじ‐すいしゅ【胎児水腫】
胎児の胸腔や腹腔に液体がたまり、さらに全身に浮腫が生じる病気。母体と胎児の血液型の不適合によって起こるもの(免疫性胎児水腫)と、上室性頻拍症・双胎間輸血症候群・再生不良性貧血・先天性心疾患・先天...
たいじせい‐アルコールしょうこうぐん【胎児性アルコール症候群】
妊娠中の女性が習慣的に飲酒すると、アルコールの影響で胎児に形態異常・行動障害・神経障害などの先天異常が生じること。異常・障害の程度は妊婦の体質や環境、飲酒の量などにより異なる。FAS(fetal...
たいじ‐ちりょう【胎児治療】
子宮内の胎児に対して行う治療。母体を介した内科的治療と、外科的操作を加えるものとがある。放置すると胎児が死亡するおそれがあるときや、生後の治療では助けることが困難な病気の場合に行われる。
たいじのひもの【胎児の干物】
《原題、(フランス)Embryons desséchés》⇒干からびた胎児