ないてん‐きん【内転筋】
四肢や指などを体の正中線に近付ける働きをする筋肉。大胸筋・大内転筋・拇指内転筋など。→外転筋
ながいじかんをかけたにんげんのけいけん【長い時間をかけた人間の経験】
林京子の小説。戦後55年を機に被爆者の思いを胸に遍路へ向かう年老いた「私」を描く。平成12年（2000）刊行。同年、第53回野間文芸賞受賞。
なき‐すが・る【泣き縋る】
［動ラ五（四）］泣きながらすがりつく。また、苦しい状況を訴えて援助を頼む。「夫の胸に—・る」
なた【鉈】
１ 幅のある厚い刃物に柄をつけたもの。まき割り、樹木の枝下ろしなどに用いる。 ２ 相撲で、立ち合いにひじを曲げて相手ののど、または胸を攻めること。
なつ‐あかね【夏茜】
赤トンボの一種。アキアカネに似て、夏季は頭・胸部が褐色、腹部が橙色であるが、秋になると、特に雄は鮮紅色になる。6月末から10月ごろまでみられる。《季 夏》「電線はくらきを走り—／竜太」
なで‐おろ・す【撫で下ろす】
［動サ五（四）］ １ なでて下の方へ下げる。上から下へ向けてなでる。「髪を—・す」 ２ （「胸をなでおろす」の形で）ひとまず安心する。「事件がかたづいてほっと胸を—・した」
ななつ‐もん【七つ紋】
紋所が羽織や着物の背に一つ、両袖の前後に一つずつ、胸の前の両側に一つずつ、あわせて七つついていること。また、その衣服。
ナプキン【napkin】
１ 食事中に口や指をふいたり、衣服を汚さないように胸やひざにかけたりする布や紙。 ２ 生理用の、パッド。
なみ‐だ・つ【波立つ】
［動タ五（四）］ １ 波が立つ。波が起こる。また、波のように起伏する。「湖面が—・つ」 ２ 争いごとが起きて、騒がしくなる。「周囲が—・つ」 ３ 心が動揺する。「不安に胸が—・つ」
なり◦けり
［連語］《断定の助動詞「なり」の連用形＋過去の助動詞「けり」》…であった。…であったという。…であったよ。「春風の花を散らすと見る夢はさめても胸のさわぐ—◦けり」〈山家集・上〉
