腹筋(はらすじ)を縒(よ)・る
おかしくてたまらず、腹の筋が痛くなるほど笑う。腹筋を切る。「珍芸に—・る」
腹(はら)高(たか)・し
腹がふくらんでいる。妊娠している。「老いたる女の、—・くてありく」〈枕・四五〉
はらたてず【腹不立】
狂言。和泉(いずみ)流は「不腹立」。信心深い某(なにがし)がお堂を建立し、「腹立てずの正直坊」と名のる僧を住持に頼むが、試しに僧をからかうと腹を立てる。
はらだたし・い【腹立たしい】
[形][文]はらだた・し[シク]しゃくにさわる。腹が立ってくる。「—・い思いをする」「顔を見ただけでも—・い」 [派生]はらだたしげ[形動]はらだたしさ[名]
はら‐だち【腹立ち】
腹が立つこと。立腹。「—を抑える」「—を覚える」
はらだち‐まぎれ【腹立ち紛れ】
[名・形動]腹が立つのにまかせて見境なく事をすること。また、そのさま。「—に空き缶を蹴とばす」
はら‐だ・つ【腹立つ】
[動タ五(四)] 1 怒る。怒りの気持ちがおこる。腹が立つ。「—・つことの多い昨今の世相」 2 言い争う。けんかする。「何事ぞや。童べと—・ち給へるか」〈源・若紫〉 [動タ下二]「はらだてる...
はら‐だ・てる【腹立てる】
[動タ下一][文]はらだ・つ[タ下二]怒る。立腹する。腹を立てる。「—・ててこぶしを振りあげる」
はら‐ちがい【腹違い】
兄弟姉妹で、父が同じで母が異なること。腹変わり。異腹。「—の兄」
はら‐つぎ【腹接ぎ】
接ぎ木の一。台木となる幹の側面に斜めに切り込みを作り、接ぎ穂をさし入れて接合させるもの。