しも‐ばら【霜腹】
《「しもはら」とも》霜の降りるような寒い夜に冷えて起こる腹痛。〈日葡〉
しゃく【癪】
[名]胸や腹が急に痙攣(けいれん)を起こして痛むこと。さしこみ。
[名・形動]腹が立つこと。不愉快で、腹立たしいこと。また、そのさま。「いちいち—なことを言う」 [補説]「癪」は国字。
杓子(しゃくし)で腹(はら)を切(き)・る
できるはずがないこと、また、形式だけのことをするたとえ。すりこ木で腹を切る。
しゃくとり‐むし【尺取虫】
シャクガの幼虫。細長い芋虫で、腹脚が二対しかないので、人が親指と人さし指で尺をとるような進み方をする。静止すると枯れ枝に似る。土瓶わり。すんとりむし。おぎむし。《季 夏》「—尺とり失せて酒剰(あ...
癪(しゃく)に障(さわ)・る
腹が立つ。気に障る。癇(かん)に障る。「—・る態度」
しゃく‐の‐たね【癪の種】
腹の立つ原因。
しゃく‐の‐むし【癪の虫】
からだの中にいて、癪を起こすと考えられる虫。転じて、腹を立てること。また、その原因となる事柄。「—がおこる」
癪(しゃく)を言(い)・う
腹の立つことを口にする。「そっちはどうもさう—・ふから恨みだ」〈人・梅児誉美・三〉
しゃ‐こ【蝦蛄/青竜蝦】
口脚目シャコ科の甲殻類。浅海の泥底にすむ。体長約15センチ。エビに似るが、平たく、腹部が幅広い。第2胸脚はカマキリのような捕脚になっている。北海道以南に分布。鮨種(すしだね)とする。《季 夏》「...
しゃ・する【瀉する】
[動サ変][文]しゃ・す[サ変]くだる。下痢をする。また、食物などを吐き出す。「腹冷え—・すること水の如し」〈新聞雑誌三七〉