まく【膜】
1 物の表面を覆う薄い皮。 2 生物体の臓器・組織を覆い、また隔てている薄い平面状の細胞層。
まく【膜】
[常用漢字] [音]マク(呉) 1 体内の器官を覆い、また仕切る薄い皮。「角膜・隔膜・鼓膜・粘膜・脳膜・皮膜・腹膜・肋膜(ろくまく)」 2 物の表面を覆う薄い皮。「被膜・半透膜」
まく‐あつ【膜厚】
膜の厚さ。特に、塗料やめっきなどの被膜の厚み。「—計」
まくあつ‐けい【膜厚計】
物体表面の膜の厚さを測定する装置。金属表面の塗装は磁力や渦電流の大きさを利用し、木材・コンクリートの場合は超音波の反射時間から膜厚を測定する。蒸着のコーティングの厚さは光の干渉から求めるほか、水...
まく‐うちゅうろん【膜宇宙論】
⇒ブレーン宇宙論
まく‐おうりょく【膜応力】
薄膜と基板の膨張率などの違いによって生じる応力。膜ストレス。
まく‐こうぞう【膜構造】
天幕のような膜で覆う建築構造。骨組みに膜を張った骨組み膜構造、支柱間に張るケーブルに膜をつった吊膜(つりまく)、空気圧で膜または袋を膨らませた空気膜構造など。
まく‐こつ【膜骨】
繊維性の結合組織内に、直接に骨組織が形成されてできる骨。頭骨の一部にみられる。結合組織骨。被蓋骨(ひがいこつ)。
まく‐しつ【膜質】
膜のような性質。また、そのような性質のもの。
まくし‐るい【膜翅類】
膜翅目の昆虫の総称。膜質の二対の翅(はね)をもつが、無翅のものもある。胸部と腹部との間がくびれない広腰亜目と、くびれる細腰亜目とに大別される。前者にはキバチ・ハバチなどが含まれ、幼虫は主に植物食...