そう‐ぜん【僧膳】
僧に供するための食膳。「いそぎ—仕立て、御堂へ送りけり」〈義経記・七〉
そ‐ぜん【粗膳】
粗末な料理。他人に供する食事をへりくだっていう語。
たんげ‐さぜん【丹下左膳】
林不忘(はやしふぼう)の小説の登場人物。「新版大岡政談」などに隻眼隻腕のニヒルな剣士として描かれる。
だい‐ぜん【大膳】
1 チドリ科の鳥。全長約30センチ。北極圏のツンドラで繁殖し、熱帯地方で越冬する。日本には春・秋に渡来し、海岸・河口・干潟でみられる。 2 「大膳職(だいぜんしき)」の略。
ちん‐ぜん【珍膳】
珍しくて、おいしい料理。珍羞(ちんしゅう)。珍肴(ちんこう)。
てん‐ぜん【典膳】
1 律令制で、内膳司(ないぜんし)の次官。 2 後宮十二司の膳司(かしわでのつかさ)の次官。
とり‐ぜん【取(り)膳】
夫婦・男女・親子などが二人だけで一つの膳に向かい合って食事をすること。また、その膳。
とんだ所(ところ)へ北村大膳(きたむらだいぜん)
「とんだ所へ来た」の「きた」に「北村」の「きた」を掛けて続けた言葉遊び。歌舞伎「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)」の河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)のせりふの一節で、松江侯の屋敷...
ない‐ぜん【内膳】
「内膳司」の略。
にっこう‐ぜん【日光膳】
日光塗の膳。