めいめい‐ぜん【銘銘膳】
一人一人に出す食膳。
も‐ひめ【最姫】
大嘗祭(だいじょうさい)の神事に奉仕する采女(うねめ)の最上位。主に神饌(しんせん)の陪膳(ばいぜん)をつとめる。
もも‐ど【百度】
平安時代、官吏に大炊寮および大膳職から給した米や魚・塩。百度食(ひゃくどじき)。
もり‐きり【盛(り)切り】
酒・飯などを容器に盛っただけで、お代わりのないこと。また、その盛ったもの。もっきり。「—の一膳飯」
もり‐もの【盛(り)物】
1 膳(ぜん)に食物を盛った物。 2 神仏に供える供物。
やく‐ぐ【役供/益供】
神への供物を陪膳(はいぜん)の役に取り次ぐこと。また、その役。
やく‐そう【役送/益送】
1 天皇の食事、大饗(だいきょう)・節会(せちえ)などの膳部(ぜんぶ)を陪膳(ばいぜん)に取り次ぐこと。また、その役。 2 元服のとき、冠具を運ぶ役。
やなぎ‐ばし【柳箸】
正月の祝い膳(ぜん)用の、柳の木で作った太箸。折れにくく縁起がよいとされる。《季 新年》「—今年は母の亡かりけり/碧童」
よこ‐ぜん【横膳】
木目を縦にして据える膳。死人に供える。側膳(そばぜん)。夷膳(えびすぜん)。
よしの‐ぬり【吉野塗】
吉野地方産の漆器。膳(ぜん)・椀(わん)の類が多く、吉野絵とも称されるものは黒漆地に朱漆で木芙蓉(もくふよう)などを描く。