ねん‐き【年期】
1年を単位として定めた期間。また、ある事をするように約束させられている期間。年季。「—と云うものがあって、二ヶ年居れば国に帰ると云う約束で」〈福沢・福翁自伝〉
のり‐こみ【乗（り）込み】
１ 乗り物に乗り込むこと。「乗船切符を買い、さあ—と云うときに」〈福沢・福翁自伝〉 ２ 能の演技の型の一。右手の扇を上げて前にゆっくりと下ろし、前進する足を止めるとともに拍子を踏むこと。 ３ 江...
はいかいし【俳諧師】
高浜虚子の長編小説。明治41年（1908）2月から9月にかけて国民新聞に連載された自伝的青春小説。単行本は明治42年（1909）刊行。
はいじんなかま【俳人仲間】
滝井孝作の自伝的小説。昭和44年（1969）から断続的に発表した作品をまとめ、昭和48年（1973）刊行。昭和49年（1974）、第6回日本文学大賞受賞。続編の「続俳人仲間」は著者の死により未完。
はかのかなたのかいそう【墓の彼方の回想】
《原題、(フランス)Mémoire d'outre tombe》シャトーブリアンの自伝。著者没後の1848年から1850年にかけて刊行された。墓の彼方からの回想。
はだしとかいがら【裸足と貝殻】
三木卓の自伝的長編小説。終戦後の静岡を舞台に少年の成長を描く。平成11年（1999）刊行。第51回読売文学賞受賞。
はなとりゅう【花と竜】
火野葦平の自伝的長編小説。昭和27年（1952）から昭和28年（1953）にかけて「読売新聞」に連載。単行本は昭和28年（1953）、上下2巻で刊行。舛田利雄の監督作品をはじめ、映画化作品が多数ある。
はる【春】
島崎藤村の自伝的長編小説。明治41年（1908）東京朝日新聞に連載ののち、同年に自費出版。著者自身や北村透谷、平田禿木ら「文学界」創刊当時の同人たちをモデルに、青春の熱情と挫折を描く。 
《(...
はるかなくにとおいむかし【はるかな国、遠い昔】
《原題Far Away and Long Ago》英国の博物学者ハドソンの自伝。1918年刊。南米で過ごした少年時代を描く。
はるのめだま【春の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和38年（1963）刊行。「秋の目玉 」「暁の目玉」とあわせ三部作をなす。
