かいそうろく【回想録】
《(フランス)Mémoires》イタリアの文人・冒険家、カサノバによる自伝。フランス語で書かれている。原題は「我が生涯の物語(Histoire de ma vie)」。全12巻。著者最晩年に執筆...
かいてはかきなおし【書いては書き直し】
《原題、Rewrites: A Memoir》サイモンの自伝。1996年刊。喜劇を得意とした人気作家の創作の背景および私生活のエピソードを、ユーモアを交えて描く。
かい‐はん【開板/開版】
[名](スル)新しく版木を彫って本を印刷すること。また、一般に、書物を新しく出版すること。上梓(じょうし)。「今年(こんねん)—した福沢全集」〈福沢・福翁自伝〉
かい‐む【皆無】
[名・形動]全く存在しないこと。全然ないこと。また、そのさま。「欠席者は—である」
[副] 1 残らず。ことごとく。「—損をしても宜しい」〈福沢・福翁自伝〉 2 (下に打消しの語を伴って)全...
かくてありけり
野口冨士男の自伝的小説。昭和53年(1978)刊行。同年、第30回読売文学賞(小説賞)受賞。
かこげんざいいんがきょう【過去現在因果経】
仏伝を述べた経典。4巻。宋に渡ったインド僧求那跋陀羅(ぐなばつだら)が444〜453年ごろ漢訳。釈迦(しゃか)の自伝の形式で、過去世に善慧仙人として生まれ、普光如来に師事して成仏の予言を受け、そ...
か・す【仮す】
[動サ五(四)]《「貸す」と同語源》 1 仮に与える。「海鳴りに耳を—・しつつ」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉 2 許す。仮借(かしゃく)する。「不法の者があれば…寸毫も—・さず」〈福沢・福翁自伝〉 ...
かつ・える【餓える/飢える】
[動ア下一][文]かつ・う[ワ下二] 1 食べ物がなくて腹がへる。飢(う)える。「金があれば先ず—・えることはないから」〈福沢・福翁自伝〉 2 あるものに非常に欠乏を感じて、それをひどく欲しがる...
かめんのこくはく【仮面の告白】
三島由紀夫の小説。同性にしか性的な欲望を抱くことができない「私」が自身の半生を語る自伝的長編。昭和24年(1949)刊行。著者初期の代表作。
からもの‐や【唐物屋】
1 中国からの輸入品を売買していた店や商人。とうぶつや。「江戸市中の—は外国品を売買して」〈福沢・福翁自伝〉 2 古道具屋。