はい‐じゅんかん【肺循環】
血液が心臓から肺を経て心臓へ戻る循環。両生類以上にみられ、人間では心臓の右心室から静脈血が肺動脈を通って肺に至り、ここでガス交換が行われて動脈血となり、肺静脈を経て左心房に戻る。小循環。→体循環
はま‐わ【浜曲】
浜辺の湾曲して入り込んだ所。「さてありし—に至りたれば」〈かげろふ・中〉
はんしゃ‐きゅう【反射弓】
刺激を受けた感覚器から、興奮が求心神経を経て脊髄などの反射中枢に至り、折り返して遠心神経に伝えられ、実行器に達して反応を起こす一連の経路。反射弧。
ばんり‐の‐ちょうじょう【万里の長城】
中国本土の北辺に築かれた長大な城壁。春秋時代に斉(せい)・燕(えん)・趙(ちょう)・魏(ぎ)などの諸国が国境に築いたもので、秦の始皇帝が匈奴(きょうど)の侵入を防ぐために燕・趙の長城を用いて万里...
ひふう‐さんう【悲風惨雨】
悲しみを誘う風とむごい雨。苦しみの多い人生や生活をいう。「—ならび至り、力なく光なく」〈独歩・わかれ〉
ぶ‐しゅ【部首】
漢字の字書で、漢字を字画構成に従って部分けをし、各部ごとにその共通要素である字形を頭に示して索引の用に当てたもの。「乞」「乳」などの「乙」、「初」「利」などの「刀」の類。こうした部首索引方式は「...
まい‐こ【毎戸】
家ごと。いえいえ。「人民—、炎夏の季に至り候て」〈魯文・安愚楽鍋〉
まで‐に【迄に】
[連語]《副助詞「まで」+格助詞「に」》 1 動作・作用の至り及ぶ限度・範囲を表す。…に至るまで。…まで。「月末—書きあげよう」「我が紐を妹(いも)が手もちて結八(ゆふや)川またかへり見む万代(...
みず‐たで【水蓼】
[名]カワタデのこと。ヤナギタデの変種で、水中に生える。
[枕]穂状に花が咲くところから「穂」または地名の「穂積」にかかる。「みてぐらを奈良より出でて—穂積に至り」〈万・三二三〇〉
みとし‐の‐かみ【御年の神/御歳の神】
穀物の守護神。「—の子、其の田に至りて」〈古語拾遺〉