ひょう‐へん【氷片】
氷のかけら。「寒さは強く、路上の雪は稜角ある—となりて」〈鴎外・舞姫〉
ひら‐がたき【平敵】
歌舞伎の役柄の一。実悪(じつあく)ほど貫禄がない平凡な敵役。端敵(はがたき)。
ひら‐だい【平台】
1 印刷機械の一。平らな版盤に版を載せ、紙を円筒で押し付けて1枚ずつ印刷する機械。 2 書店で、本や雑誌を平積みにする台。 3 演劇で、二重舞台を作るための平らな台。厚さ4寸、大きさは3尺×6尺...
ひら‐どま【平土間】
歌舞伎劇場で、1階正面の枡(ます)で仕切られた観客席。高土間ができてから、従来の土間と区別するためにできた称。土間。ひらば。→土間2
ひら‐ばり【平張り】
棟を設けず、布帛(ふはく)を平らに張って屋根としたもの。また、その形式の仮屋。「舞台の左右に楽人の—打ちて」〈源・若菜上〉
ひら‐ひら
[副](スル) 1 薄くて軽いものが揺れ動くさま。「花びらが—(と)舞い落ちる」「ハンカチを—(と)させる」 2 光がひらめいたり、炎が揺れ動いたりするさま。「霊剣を抜かせ給ひければ、夜のおと...
ひら‐ぶたい【平舞台】
劇場の舞台面に、二重舞台などを置かずに本来のままの高さで使うもの。
ひら‐まい【平舞】
⇒文(ぶん)の舞
ひらり
[副] 1 すばやく身をかわしたり飛び移ったりするさま。「—と馬に飛び乗る」 2 物が軽くひるがえるさま。「木の葉が—と舞い落ちる」
ひらり‐ひらり
[副] 1 何度も軽く身をひるがえすさま。「打ち込む太刀を—とかわす」 2 軽い物がひるがえるさま。「紙飛行機が—と空を舞う」 3 きらめくさま。きらりきらり。「与一が兜(かぶと)の鍬形(くはが...