ふな‐ぞこ【船底】
《「ふなそこ」とも》 1 船の底。せんてい。「—に穴があく」 2 船の底のように中央がくぼんだ形をしていること。また、そのもの。
ふなぞこ‐うえ【船底植え】
サツマイモの苗の植えつけ方の一。つるの中央を低くして船底形になるように植えつけるもの。
ふなぞこ‐てんじょう【船底天井】
中央が両端より高く、船底を逆さにしたような形の天井。
ふなぞこ‐まくら【船底枕】
底板が船底のようにそった形の箱枕。
ふな‐ぞろえ【船揃へ】
多くの船が航海のために勢ぞろいして準備をととのえること。「摂津国渡辺より—して、八島へすでに寄せんとす」〈平家・一一〉
ふな‐たで【船熮】
船の保ちをよくするために、船を浜に揚げて船底の外側を火であぶり、フナクイムシを殺すとともに船板にしみ込んだ水分を除くこと。
ふな‐たび【船旅】
船に乗ってする旅。
ふな‐だいく【船大工】
船、特に和船をつくるのを専門とする大工。船匠。船番匠。
ふな‐だいしょう【船大将】
軍船の総指揮をする将軍。船手の大将。「—として番船その数を知らず」〈太閤記・二〉
ふな‐だな【船棚/船枻】
1 刳(く)り船の船べりに、耐波性や積載量を増すために設けた板。 2 中世以降の和船で、航(かわら)以外の外板。