いもがゆ【芋粥】
芥川竜之介の短編小説。大正5年(1916)9月、雑誌「新小説」に発表。「今昔物語集」および「宇治拾遺物語」に取材しており、平安朝を舞台にした王朝ものの作品のひとつ。
いも‐がら【芋幹/芋茎】
サトイモの葉柄。また、それを日に干したもの。ずいき。いもじ。《季 秋》
いも‐ぐし【芋串】
ゆでたり蒸したりした里芋の皮をむき、串に刺して焼き、味噌だれを塗った料理。栃木県日光、那須地方の郷土料理。
いも‐けんぴ【芋けんぴ】
サツマイモを細く切り、油で揚げて煮つめた砂糖をからめた菓子。
いも‐ざけ【芋酒】
ヤマノイモをすってまぜた酒。薬用酒として用いた。
いも‐ざし【芋刺(し)】
串で芋を刺すように、槍(やり)・刀などで人を刺し通すこと。串刺し。田楽(でんがく)刺し。
いも‐じ【芋茎】
《古くは「いもし」》「芋幹(いもがら)」に同じ。「—、荒布(あらめ)も、歯固めもなし」〈土佐〉
いも‐じょうちゅう【芋焼酎/藷焼酎】
サツマイモを原料として醸造した焼酎。鹿児島県の特産。いもちゅう。
いも‐じる【芋汁】
1 芋を入れた味噌汁。 2 とろろ汁。《季 秋》 3 「芋田楽(いもでんがく)2」に同じ。
いも‐すけ【芋助】
1 田舎の人などを軽蔑していう語。 2 無知で不器用なこと。また、その人。