ぜんよう‐たい【前葉体】
シダ植物の配偶体。胞子の発芽したもので、ふつう緑色の平たい心臓形で大きさは約1センチ、裏面に造精器と造卵器をつける。扁平体。原葉体。
ぜんりゅう‐ふん【全粒粉】
《whole wheat flour》胚芽や麩(ふすま)(表皮)をつけたままひいて製した小麦粉。茶褐色を帯びており、胚乳だけをひいた小麦粉よりもビタミン・ミネラル・繊維質を多く含む。→ブラウンブレッド
そう‐ぼ【爪母】
爪の付け根にある、爪を作る組織。爪床の後部に位置し、胚芽層が爪根の後端部を包み込んでいる。爪母基。
そぎ‐めつぎ【削ぎ芽接ぎ】
接ぎ木の方法の一。台木の側面をはぐようにけずり、上部を開いて芽のついた接ぎ穂を挿入し、固定する。
そく‐が【側芽】
茎の側方から出る芽。種子植物では葉の付け根から出ることが多く腋芽(えきが)ともいう。
そく‐せい【側生】
植物の芽・花・根などが茎や根の主軸に対して側方につくこと。⇔頂生。
そけいリンパ‐にくがしゅ【鼠蹊リンパ肉芽腫】
《医学では肉芽腫は「にくげしゅ」という》性病の一。クラミジア感染によって起こる。陰部に小さなただれができて数日で消え、その後2、3週間たつと鼠蹊部のリンパ節が腫(は)れて痛み、塊状となり、瘻孔(...
そねざきしんじゅう【曽根崎心中】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。元禄16年(1703)大坂竹本座初演。曽根崎天神で起きたお初と徳兵衛との情死事件を扱ったもので、近松世話物の第1作。お初徳兵衛。 を原作とする、増村保...
ソラニン【solanin】
ナス科植物に含まれるアルカロイドの一種。ジャガイモの芽などに多く、食べすぎると嘔吐(おうと)・めまいなどの中毒症状を起こす。
ぞうけつ‐かんさいぼう【造血幹細胞】
血液中の赤血球、白血球、血小板などの血液細胞を産生する細胞のこと。この細胞には自己複製能があり、自らが分化して血液細胞になる。成人では主に骨髄に存在し、胎児では肝臓、脾臓(ひぞう)、また臍帯血(...