パナマ‐ぼう【パナマ帽】
中南米に産するパナマソウの若葉を細く裂いて白くさらし、それを編んだ夏の日よけ帽。《季 夏》
ふし【五倍子/付子/附子】
ヌルデの若芽や若葉などにアブラムシが寄生してできる虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)。紡錘形で、タンニンを多く含み、インク・染料の製造に用いる。昔はお歯黒に用いられた。ごばいし。《季 秋》「山の日は—...
ふだん‐そう【不断草】
ヒユ科の一年草または越年草。高さ約1メートル。葉は大きく細長い卵形で、縁が波形にうねる。雌雄異株。6月ごろ、多数の黄緑色の小花をつける。若葉は食用。ヨーロッパの原産、中国から渡来。恭菜。唐萵苣(...
ホンツァイタイ【紅菜薹】
《(中国語)》アブラナ科の中国野菜。薹(とう)は赤く、春、黄色の小花を総状につける。つぼみのときの薹・若葉を食用とする。特有の粘りけがある。こうさいたい。
ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】
セリ科の多年草。海岸に生え、高さ約1メートル。茎は太く、枝分かれし、葉はボタンに似る。夏、白い小花が集まって開く。若葉は食用。
みつ‐ば【三つ葉】
1 葉が3枚あること。また、そのもの。 2 セリ科の多年草。山野に自生し、高さ約50センチ。葉は3枚の小葉からなり、柄が長い。夏、とうが立ち白い小花を多数つける。香りがあり、若葉は食用。江戸中期...
みつば‐うつぎ【三葉空木】
ミツバウツギ科の落葉低木。山林中に自生。葉は対生し、先のとがった長卵形の3枚の小葉からなる。初夏、白い5弁花を円錐状につけ、花はあまり開かない。実は矢羽根形で薄い。若葉は食用になる。こめのき。
みどり‐しじみ【緑小灰蝶】
シジミチョウ科のチョウ。翅(はね)は雄では表面が緑色で外縁に黒色の帯があり、雌では黒褐色で前翅中央に紫色部分がある。幼虫はハンノキ類の新芽や若葉を食べる。ゼフィルスとよばれるものの一。
みみな‐ぐさ【耳菜草】
ナデシコ科の越年草。道端に生え、高さ15〜25センチ。根元から枝分かれし、茎は暗紫色。茎・葉に毛がある。葉は卵形で、形をネズミの耳に見立ててこの名があるという。春から夏、白い5弁花を開く。若葉は食用。
みやま‐ざくら【深山桜】
1 バラ科の落葉高木。深山に生え、5月ごろ、若葉が出てから白い5弁花を総状につける。葉は長円形で先がとがる。しろざくら。 2 深山に咲いている桜。「優曇華(うどんげ)の花待ちえたる心地して—に目...