臓(ぞう)を揉(も)・む
苦しい思いをする。心をくだく。気をもむ。「額に皺よせて—・んでせられし異見は」〈浮・子息気質・一〉
たえ‐しの・ぶ【堪え忍ぶ/耐え忍ぶ】
[動バ五(四)]つらさや苦しさをがまんする。じっと辛抱する。「苦しい生活を—・ぶ」「悲しみを—・ぶ」
た・える【耐える/堪える】
[動ア下一][文]た・ふ[ハ下二] 1 苦しいこと、つらいこと、嫌なことをじっとがまんする。辛抱する。こらえる。「厳しい訓練に—・える」「暑さに—・える」「憤慨に—・えない」 2 外部から加えら...
たし‐な・い【足し無い】
[形][文]たしな・し[ク] 1 不十分である。足りない。乏しい。「二人は又押し黙って闇の中で—・い食物を貪り喰った」〈有島・カインの末裔〉 2 苦しい。つらい。「恵(うつくし)を施して困(くる...
たち‐ば【立場】
1 人の立つ場所。立っている所。 2 その人の置かれている地位や境遇。また、面目。「苦しい—に追い込まれる」「負けたら—がない」 3 その状況から生じる考え方。観点。立脚点。「医者の—からの発言...
た‐ぶん【多分】
[名・形動] 1 数量・金額の多いこと。また、そのさま。たくさん。多く。「—な(の)寄付にあずかる」「ビタミンを—に含んだ果物」 2 (多く「多分に」の形で)かなりの程度であるさま。相当。「考...
提灯(ちょうちん)程(ほど)の火(ひ)が降(ふ)る
ひどく生計が苦しいさま、ひどく貧乏なさまのたとえ。
つう‐こく【痛刻/痛酷】
[名・形動]ひどく苦しいこと。苦痛のはなはだしいこと。また、そのさま。「私に最も直接な—な苦悩を感じさせるものがあった」〈倉田・愛と認識との出発〉
つか‐まつ・る【仕る】
[動ラ五(四)]《「つこうまつる」、または「つかえまつる」が「つかむまつる」となって音変化したもの》 1 「する」「行う」の謙譲語。目上の人のためにあることをする。また、自己の「する」動作を、話...
つら・い【辛い】
[形][文]つら・し[ク] 1 他人に対して冷酷である。非情である。むごい。「—・いしうち」「—・く当たる」 2 精神的にも肉体的にも、がまんできないくらい苦しい。苦しさで耐えがたい。「—・い別...