にが‐き【苦木】
ニガキ科の落葉小高木。山野に自生し、高さ約10メートル。葉は長卵形の小葉からなる羽状複葉。雌雄異株で、夏、黄緑色の小花が密につく。全体に苦味がある。健胃薬や駆虫薬に用いる。くぼく。
にが‐くりたけ【苦栗茸】
モエギタケ科の毒キノコ。春から秋にかけ、枯れた幹や倒木に群生。全体がクリタケに似るが、やや小さく、硫黄色を帯びる。
にが‐ぐち【苦口】
《「にがくち」とも》にがにがしい物の言い方。にくまれぐち。毒舌。「心に思はぬ—言ひしが」〈浮・禁短気・三〉
にが‐しお【苦塩】
「苦汁(にがり)」に同じ。
にが‐しお【苦潮】
赤潮(あかしお)のこと。《季 夏》
にが‐そば【苦蕎麦】
⇒韃靼蕎麦
にが‐たけ【苦竹】
マダケまたはメダケの別名。
にが‐つち【苦土】
耕土の下層にあって耕されていない土で、有機物が少ない土。
にが‐て【苦手】
[名・形動] 1 扱いにくく、いやな相手。なかなか勝てなくて、いやな相手。また、そのようなさま。「あいつはどうも—だ」 2 得意でないこと。また、そのさま。不得手。「数学の—な人」 3 不思議な...
にが‐な【苦菜】
1 キク科の多年草。道端などに生え、高さ約30センチ。茎は細く、葉は細長く縁に粗いぎざぎざがあり、基部は茎を包む。茎や葉に苦味のある乳液を含む。夏、黄色い小花をつける。 2 リンドウの古名。〈和名抄〉