ちゃばこ‐だて【茶箱点】
茶箱2を用いて行う点茶の方式。主に山野・水辺などの野点で行う。
ちゃ‐ばしら【茶柱】
番茶などをついだとき、茶碗の中に立って浮いている茶の茎。俗に吉兆であるといわれる。「—が立つ」
ちゃ‐ばたけ【茶畑】
茶の木を植えた畑。茶園。《季 春》「—に入日しづもる在所かな/竜之介」
ちゃ‐ばな【茶花】
茶室の床(とこ)に生ける花。季節に応じた花を投げ入れの方法で生ける。
ちゃ‐ばなし【茶話】
茶飲み話。さわ。 [補説]書名別項。→茶話
ちゃばなし【茶話】
薄田泣菫の随筆集。大正4年(1915)から昭和5年(1930)にかけて新聞・雑誌に連載したコラムをまとめたもの。第1集は大正5年(1916)刊行。「後の茶話」「新茶話」など続編も多数ある。
ちゃばね‐ごきぶり【茶翅蜚蠊】
ゴキブリの一種。体長11ミリくらい。全体に薄茶色で、前胸の背側に八の字状の黒紋がある。屋内にすみ、雑食性。近縁のモリチャバネゴキブリは雑木林にすむ。
ちゃばね‐せせり【茶翅挵蝶】
セセリチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張3センチくらいで黒褐色。前翅には環状に大小の白点の列がある。草原に多く、敏速に飛ぶ。幼虫は稲・ススキ・笹などの葉を食べる。
ちゃ‐ばら【茶腹】
茶をたくさん飲んだときの腹ぐあい。また、茶をたくさん飲んで空腹を紛らすこと。
茶腹(ちゃばら)も一時(いっとき)
茶を飲んでも、しばらくの間は空腹をしのぐことができる。わずかなものでも、一時しのぎになることのたとえ。