にいにい‐ぜみ【にいにい蝉】
セミ科の昆虫。体長は翅(はね)の先まで約3.5センチと小形。くすんだ黄褐色の地に緑色や茶褐色の紋をもち、前翅に黒褐色の雲状紋がある。成虫は7、8月に出現し、チイチイと鳴く。ちいちいぜみ。こぜみ。...
にうり‐ぢゃや【煮売り茶屋】
宿場などで、煮売りを兼業とした茶屋。
にえ‐ばな【煮え花/煮え端】
1汁物や煮物などを火にかけた際の煮え始め。沸騰した直後。 2「にばな」に同じ。「ごぶりごぶりと—の、茶瓶頭を振り立てて」〈浄・女腹切〉
にしお【西尾】
愛知県中南部の市。もと松平氏の城下町。三河木綿や碾(ひ)き茶の産地。自動車関連の機械工業が盛ん。岩瀬文庫がある。人口10.7万(2010)。
にじり‐ぐち【躙り口】
草庵茶室における客の出入り口。ふつう、高さ2尺2寸(約66センチ)、幅2尺1寸(約63センチ)くらい。にじるようにして入るのでこの名がある。にじりあがり。くぐり。→貴人口(きにんぐち)1
にたり‐ぶね【荷足り船】
茶船の一種で、関東の河川や江戸湾で小荷物の運搬に使われた小形の和船。
にちじょう‐さはん【日常茶飯】
《毎日の食事の意から》毎日のありふれた事柄。日常茶飯事。
にちじょうさはん‐じ【日常茶飯事】
「日常茶飯」に同じ。
にない‐ぢゃや【担ひ茶屋】
中世から江戸末期まで、茶道具一式を振り分けにかつぎ歩き、客の求めに応じて茶を立てた行商人。また、その茶道具。一服1銭。「—しほらしくこしらへ」〈浮・永代蔵・四〉
に‐ばな【煮端】
せんじたての香味のよい茶。でばな。にえばな。