はぎ‐だか【脛高】
[名]茶入れなどで、釉(うわぐすり)が上部でとまり、素地(きじ)が広く露出しているもの。
[形動ナリ]衣服の丈が短く、すねの上まで現れているさま。「高野檜笠(かうやひがさ)に—なる黒衣(くろ...
はくあん【伯庵】
陶器の一種。桃山末期から江戸初期にかけての短期間、瀬戸系の窯で焼かれたとされ、茶碗が多い。江戸初期の幕府の医官曽谷伯庵が愛蔵していた茶碗からの名称。
はく‐じん【白人】
1 白色人種に属する人。 2 ㋐物事に未熟な人。不慣れな人。しろうと。「京の色里にて手弱き客を—と言へり」〈浮・常々草〉 ㋑江戸時代、京都の祇園や大坂の曽根崎などにいた私娼(ししょう)。しろうと...
はぐろ‐とんぼ【羽黒蜻蛉/鉄漿蜻蛉】
カワトンボ科の昆虫。体長6センチくらい。雄は体が金緑色で、翅(はね)は黒色。雌は体も翅も焦げ茶色。夏季、本州以南の平地の流水にみられる。くろやんま。かねつけとんぼ。おはぐろとんぼ。
はげ‐ちゃびん【禿げ茶瓶】
はげた頭を茶瓶にたとえていう語。
はじ‐いろ【黄櫨色/櫨色】
ハゼノキの樹皮の煎じ汁で染めた色。くすんだ黄茶色。はじ。
はた‐ぞり【端反り】
茶碗・鉢などの口縁が外側に反っているもの。はぞり。
はち【蜂】
1 膜翅(まくし)目のうち、アリを除く昆虫の総称。二対の膜質の翅(はね)をもち、後ろ翅は小さく、前翅の後縁にかぎで連結される。産卵管の変化した毒針をもつものもある。完全変態をする。木の枝や軒先・...
は‐ちく【淡竹】
イネ科の植物。高さ約10メートル。質は堅く、表面に白粉がつき、節に二環がある。茶筅(ちゃせん)・提灯・傘の骨などに使われ、竹の皮は草履や包装用、竹の子は食用とする。中国の原産。呉竹(くれたけ)。...
はちじゅうはち‐や【八十八夜】
雑節の一。立春から88日目で、5月2日ごろにあたる。このころから農家は種まき・茶摘み・養蚕などに忙しい時期となる。《季 春》「霜なくて曇る—かな/子規」