おうばく‐りょうり【黄檗料理】
普茶(ふちゃ)料理のこと。黄檗山万福寺で作られたのに始まる。
おおいし‐き【大石忌】
大石内蔵助(良雄)の命日である3月20日に行われる行事。「仮名手本忠臣蔵」の七段目「祇園一力茶屋の場」で知られる茶屋一力亭で行われる。《季 春》
おお‐いた【大板】
茶の湯で、風炉を据える敷板の一種。寸法は1辺1尺4寸(約43センチ)のものと、長板を二分したものとがある。
おお‐くち【大口】
《「おおぐち」とも》 1 大きな口。大きく開けた口。「—を開けて笑う」 2 おおげさなことをいうこと。偉そうにいうこと。「—をたたく」「—を利く」 3 売買や取引などで、金額が多いこと。「—の寄...
おお‐ぐさり【大腐り】
1 ひどく失望・落胆すること。 2 ばくちで、ひどく負けること。「宵から暁の明星が茶屋で飲みほすやうな—」〈浄・丹波与作〉
おおしま‐つむぎ【大島紬】
奄美(あまみ)大島から産出する、絣(かすり)織りの紬。手で紡いだ糸を、当地産のティーチキという植物の煮出し液と、泥の中の鉄塩とで茶色に染めて織る。
おおしま‐ふうつう【大島風通】
風通織りで黒地に白茶の絣(かすり)模様を織り出した大島紬(つむぎ)に似た絹と綿の混織物。
おおしま‐ぶし【大島節】
民謡の一。明治初期、伊豆大島野増(のまし)村の茶もみの作業歌だったという。のち、各地の花柳界に紹介され、座敷歌となった。野増節。
おおじ‐しぎ【大地鷸】
シギ科の鳥。全長約30センチ。全身が茶色のまだら、くちばしはまっすぐで長い。本州中部以北で繁殖し、冬はオーストラリアまで渡りをする。急降下するときに大きな音をたてるので、かみなりしぎともいう。
おおつ‐ぶくろ【大津袋】
茶の湯で、中棗(ちゅうなつめ)を入れる紫縮緬(ちりめん)または茶縮緬の袋。千利休の工夫という。